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/ o3の“あとは読んでのお楽しみ”(ナビゲーター高階&司田)

 
◆2022年12月のテキストについて
 

 

童話の名手・アンデルセンと過ごすクリスマス。

 
『にんぎょひめ』や『マッチうりの少女』など、
子供の頃に誰もが一度は手にしたことがあるアンデルセンの童話。
 
今年最後の“あと読む”で取り上げるのは、
そんな有名な童話たちのかげに隠れながらも
深く胸に染み入るクリスマス・ストーリーです。
 
カゲロウとの詩的で哲学的な対話からはじまり、
荒々しくも美しい嵐の歌、
音を奏でながら旅する職人、月の下の恋人たち、
小さな生きものたちのダンスなど
思わず感嘆の息がこぼれるモチーフがたくさん。
 
そのとき、カシワの木は、あたらしい命が、
からだじゅうを流れるような気がしました。
下のほうの、一ばんほそい根から、
上のほうの、一ばん高い枝まで、
そうして、葉のさきざきまでも、流れるような気がしたのです。
 
何百年も生きたカシワの木が、最後の夜に見た夢とはいったい…。
 
studio_o3の3人ががっつりと心を奪われた、美しくも切ない聖夜の物語。
“ゆっくり・とっぷり”と物語世界に没入するひと時を、
2022年の締めくくりにご一緒いたしましょう!

◎今回の催しでは、原作の一部分を抜粋/構成してお届けします。
 全文をお読みになりたい場合はコチラ↓からどうぞ。青空文庫に飛びます。
 
アンデルセン『年とったカシワの木のさいごの夢』

(※お申込みいただいた参加者には、今回の催しで使用する台本verを後日お送りいたします。そちらのファイルを事前に印刷いただくと、参加時に便利です)